通夜の流れ

通夜の流れ

元々は、故人の近くで夜通し故人の思い出話を語りながら、故人を哀悼する事を目的として行われていた通夜。
ですが、夜通しかけて行われる本格的な通夜となると、なかなか都合を付けづらいというご家庭が増えたことから、通夜を行わない、簡易的な通夜を行うというスタイルが主流です。

通夜の基本的な流れとしては、葬儀参列者の受付終了後、一同が着席した後、僧侶が入場され、読経を行います。
読経の時間は元々夜通しでしたが、こちらは事前に相談の上決めたり、僧侶の宗派や作法によって短縮化される事が増えているといえるでしょう。

読経後、遺族、親族、参列者によるご焼香を行い、僧侶の退場、通夜の終了となります。
こちらはお式によっても異なりますが、通夜の終了後に通夜振る舞いをする事も有りますので、参列後、そうした席に着く流れとなる事も多いでしょう。
また、通夜と告別式をセットで行ってしまうというお式も多い為、そのまま火葬場に向かう場合等もありますので、事前に確認の上、臨機応変に対応する事が大切です。

ご焼香の順番に注意

通夜の際、参列者は故人にむけてご焼香を行いますが、ご焼香には順序がありますので、間違えないようにしましょう。
基本的には喪主から始まり、親族など、故人と近い関係にある方が行った後、参列者の順番になります。
参列者の焼香は大体前から行うなど、自然な流れで行う事がほとんどですので、その場の空気を読んで焼香に臨んで下さい。

通夜振る舞いについて

通夜の終了後に行われる事が多い通夜振る舞いでは、参列者はもちろんの事、僧侶へのおもてなしとしてもご案内する必要があります。
自身が喪主の場合は、僧侶に通夜振る舞いをおすすめし、万が一お断りをされた場合は、その分のお膳料を包むようにしましょう。
金額は値域によっても異なりますが、5千円~1万円前後が相場ですので、葬儀の規模などに合わせて決めてください。

また、参列者として参加をする場合は、お腹が減っておらずとも、通夜振る舞いの席に着くことが必須です。
出来れば軽くで構いませんので、何かを食べたり飲んだりするようにしましょう。
通夜振る舞いはお清めとしてお酒を出される事も多いので、ドライバーの方は、間違えて飲んでしまわないように注意が必要です。