葬儀後のあいさつ回りとお礼

今後の関係性のためにも、葬儀後のあいさつ回りが大切

自身が喪主となって葬儀を執りおこなった場合は特に、葬儀後のあいさつ回りを必ず行う事を忘れてはいけません。
葬儀後のあいさつ回りは近年ないがしろにされやすい部分ではありますが、この挨拶回りをしているかどうかで、今後の相手との関係性が変わってきます。
挨拶回りは相手が式にどう関わってくださったのかによって、やるべき内容が異なりますので、出来るだけ早めに、遅くともお式が終った1週間以内には、何らかのご挨拶を行いましょう。

あいさつ回りの基本的なやり方

挨拶回りのやり方は、挨拶をするお相手がどのように式に関わってくださったのかによって異なります。
まず、直接式で手伝いをして下さった方などに対しては、1週間以内に、直接挨拶に伺うようにしましょう。
相手にもよりますが、菓子折などを持参するとスムーズに挨拶をしやすくなります。
葬儀に際してお世話になった旨のお礼と、無事に葬儀を済ませることが出来たというご報告を行うようにして下さい。

次に、弔電を頂いた方の場合は、お礼状を出して、挨拶を行う事が基本です。
お礼状の際には、弔電を頂いたお礼と、葬儀を無事に済ませられたご報告を行うようにして下さい。
返って気を使わせてしまいますので、特に贈り物などはせず、お礼状を、手書きでしたためる程度に留めておきましょう。

そして、供花や供物を贈って頂いた方に関してですが、こちらはお礼状と共に、必要に応じてお礼のお品を送ります。
お礼状には、直接お礼に伺えない事への謝罪と、お贈り頂いたお品物へのお礼をしたため、お礼状をしめましょう。
相手との関係性や付き合いの度合いを始め、頂いた品物の内容によっても、お礼のお品物を贈る必要がありますので、こちらも1週間前後を目処に、お早めに対処をしましょう。

このように、葬儀が終った後も、何かとばたばたしてしまいがちですが、もう一踏ん張り、今後のお付き合いも考えて、やるべき事をしっかりとやることが大切です。
直接お礼をうかがうべき場合もあれば、お礼状のみでOKの場合まで、相手のやって下さった事に対して対応が異なりますので、キチンと把握した上で挨拶回りを行って下さい。