香典のお返し、香典返しを忘れずに

葬儀に参列して下さる方の多くは、故人への哀悼の意を込めて、お香典を持参されます。
香典を頂戴する前には必ず、受付で会葬帳や記帳カードに名前を記帳して頂きますので、後日、頂戴した香典と記帳カードの内容を照らし合わせながら、葬儀に参列して下さった感謝と、香典を頂いた分のお礼を、品物でお返ししていくのが基本です。

香典返しの目安としては、香典で頂いた金額の半分の金額程度のお品物が目安とされています。
品物は基本的に消耗品などの消え物を始め、自分で選んで貰えるカタログギフトなどをお贈りすることがほとんどですので、香典の金額に合わせて、香典返しの品物をお贈りしましょう。

香典返しについて香典返しをお返しするタイミングは、忌明けのタイミングとされており、葬儀の挨拶回りをかねて、各ご家庭に香典返しを行う事が一般的です。
ですが、何かと多忙な現代人、挨拶回りに直接伺うと、逆にご迷惑となることも多い為、香典返しはお礼状と共に、直接お贈りする形を取っている方も増えています。
どちらのスタイルでも問題ありませんので、都合が良いようにすると良いでしょう。

当日に香典返しを行う、即日返しも検討しましょう

近年香典返しを葬儀当日に直接お渡しする、即日返しも主流となっています。
後日香典返しを行うよりも、スムーズに、その場で感謝の気持ちを伝えられる事もあり、こうした即日返しのスタイルが取られているのです。
香典の金額は大抵相場の価格が入れられているため判断をしやすく、商品の選定をする手間なども省ける事から、即日返しを取入れているご家庭が多いでしょう。

ですがこの時気を付けたいのが、香典の内容はいずれにせよ確認をするべきと言う事にあります。
香典が思っていたよりも高額入っていた、と言う方も実は多く、即日返しでお渡しした品物とは、明らかに金額が釣り合っていない場合も多いため、必ず早い段階で、中身を確認するようにしましょう。

香典の金額が高額の場合は、香典返しを追加でお贈りする、お品物を別途、挨拶状と添えてお贈りすることが通例です。
後からお贈りすることはマナー違反などでは決してありませんので、しっかりと確認後、早い段階でお贈りするようにしましょう。